ご高齢者の暮らし~不安をなくすには~
年齢を重ねていくにつれ、生活スタイルは次第に変化してゆきます。
使いやすい空間でいつまでも快適に暮らしてゆけるようにするには、
どのような点に着目すると良いのでしょう。
普段なにげなく暮らしている家ですが、
どのようなところに高齢者が不便や危険を感じるのか
それを考えることは、とても重要だと弊社は思っています
高齢者の生活で不便な仕様は?
① 段差
② 風呂場・トイレ
③ 重いドア
④ 階段
⑤ キッチン
国民生活センターの調査では、
65歳以上の高齢者の事故は、
交通事故よりも家の中の事故のほうが
発生件数を上回っているという結果が出ています。
意外に思う方もいらっしゃることでしょう。
しかし、それだけ高齢者にとっては、
家の中は危険度が高いという
意味を含んでいることが分かります。
階段・玄関など、段差のあるところや、
風呂場やトイレでの「またぐ」「かがむ」などの動作は
身体以外の支点に体重を分散させることで、
動作の不安や危険が軽くなりますので、
手摺を取り付けるのは効果的です。
ほかにも、段差解消機を取り付けたり、歩行器が入れるような仕様に変更したりと、
補助的なツールの取入れ手段はまだまだあります。
また、電灯やエアコンは、蛍光灯の入れ替えや、掃除などが定期的に必要ですが、
高く手に届きにくい箇所にありますので、高齢者には大変な作業となります。
こういった、ささいに感じるようなところに
高齢者の方の生活の不安が、
ほんとうはたくさんあるのかもしれません。
2019.07.20