増えています・温水暖房の普及
テレビコマーシャルなどで、
「温水暖房」という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?
ボイラからの温水を放熱器に供給して
その拠点となる放熱器から各部屋を暖める暖房システムです。
最近では一般住宅においても、導入するケースが増えてきましたので
今回は温水暖房についてお話していきます。
一般的に温水暖房は、80℃程度の温水を使用して、部屋を暖めていきます。
大規模な暖房や地域冷暖房などでは、100℃以上の温水を使う場合もあります。
温水暖房に欠かせない放熱器にはいくつかの種類があります。
代表的なものとして「ファンコンベクタ」というものになります。
水は過熱すると膨張しますので、システム内の膨張を吸収するために
膨張タンクを設置していきます。
設置する場所は、建物の高い位置にあるほうが圧力が低くなり、
しかもタンクは小さくできますので、ビルの屋上などに設置されるケースが多いです。
このように温水暖房は、1か所に集約された熱源から、
複数の放熱器に熱媒を供給する方式で、
各部屋に熱源を置く必要がありませんので
燃焼によるニオイがなく、室内の空気を汚さないといった利点があります。
ほかの暖房システムと比較しても、安全性・快適性が高いので
最近では一般家庭での導入も増えてきたというわけです。
たとえば、キッチンに熱源機を設置すると、
ファンコンベクタや床暖房、パネルヒーター、浴室暖房乾燥機などを
部屋ごとの用途や広さに合わせて選ぶことができるのも
大きな特徴です。
空調設備に関するお問い合わせは
こちらよりお気軽にお問い合わせください
2020.03.20